fitear aya用に見た目が銀で中域重視のケーブルが欲しいなと思って調べてみたところ、かなり種類が豊富になっていたので、銀色ではない物を含めて自分用にまとめてみました。
リストアップしているものは基本的に3.5mmステレオミニですが、2.5mm4極バランスverも大抵存在します。
(リケーブルする人の多くはバランス化が主目的なようです)
既製品とオーダーメイド品、両方記載していきます。
オーダーメイド品はコストパフォーマンスに優れることが多いですが、リセールバリューや納期を考えると一長一短といったところです。
視聴したものに関してはその旨を記載しています。
視聴にはfitear ayaとNW-ZX2を使用、純正ケーブル「cable 006」/「AL-Themis」(オーダーメイド品・後述)と比較しています。
☆オーダーメイド
■芝音研
使用プラグ、コネクタ、ケーブル色等をリストから選択してオーダーメイドする形式です。
fitearで注文できるのはAL-ThemisとAL-Orpheusのみのようです。
注文時期が限られている為、購入したい場合は公式twitterで情報を取得しておくと良いでしょう。
値段は現在15000~20000程です。
私は約一年にAL-Themisを購入しました。(現在は修理中。)
音質については過去にレビューしたものがありますのでよければ参考にして下さい。
■e4ua
使用プラグ、コネクタ、どんな音が良いか等の要望を伝えると線材の調達~製作までやってくれるようです。
値段も1~3万程なのでそこまで高くありません。
(銀等、高い線材を使うと高くなる傾向あり)
変換コネクタも作ってくれるので機会があればお世話になろうと思っています。
稀にfitear用のケーブルの製作を請負、または出品している人が居ます。
キンバーケーブル・純銀など珍しい線材で作っている場合が多いです。
興味があればヤフオクであれば「fitear」等でアラームを掛けて置くと良いと思います。
☆既製品
割とリケーブルの候補に挙がっている印象です。
1万円台から10万円(!)まで、幅広いケーブルを取り扱っています。
ケーブルに10万近くはとても出す気にはなれないので、気になるところをリストアップしていきます。
・Signal
銀(+α)線。音質は高解像度なモニター系のようです。
2.5mmverを3.5mm変換コネクタ(ALO製)で視聴したところ、 思った以上のモニター系でした。
銀メッキ銅よりタイトで高解像度ですね。
悪く言えばかなりそっけない音です。そのせいかER-4Pの音を思い出しました。
ER-4Pを分析的すぎて手放した自分としては好みではありませんでした。
銅線。音質は中域重視の力強い音のようです。
2.5mmverを3.5mm変換コネクタ(ALO製)で視聴したところ、中域と低域の熱量に驚きました。
Fitear ayaの逆転を補ってくれそうです。
高域はややまろやかになった気がしますね。
ただ後述のNo.5 JP ver.が同じ音傾向で1/3の値段だったのであまりインパクトはありませんでした。
・Supernova
銀メッキ銅線。
視聴した感想は音質傾向はcable 006と変わらず、わずかに解像度がアップして高音がキラキラした印象でした。
解像度はAL-Themisには及ばずといったところでした。
Campfire Audioの製品にも使われているケーブルです。
・SXC 24 Earphone Cable - Fit Ear
視聴は2.5mmバランスプラグのものしかなかったので、同じくALO製の3.5mmステレオミニ変換プラグをお借りして視聴しました。
銀メッキ銅のようですが、青と赤の線が織り込んであり美しいです。取り回しは普通。
AL-Themisを僅かに上回る高解像度かつAya特有のなめらかな音が楽しめました。
これは・・・!と思いましたが値段が高いのと手持ちのAL-Themisとキャラが被りそうなので購入を見送りました。
既製品として店頭にも並んでいますが、ケーブルの長さを調整する等のオーダーメイドも出来るようです。
UPG001を視聴した感想は、とても力強い音でした。
しかしあまりの取り回しの悪さに購入候補には入りませんでした・・・ケーブルが太くて硬いです。据え置きのヘッドホンケーブルのほうが取り回しが良いレベルです。
下位モデルのSTD001もあります。
1万後半~10万越え(!!)まで、幅広いケーブルを取り扱っています。
ケーブルに宝石を着けるのは果たして必要なんだろうか
納期が1ヶ月程必要で、オーダーメイドに近い立ち位置と言えます。
ブログやヤフオクの説明を見る限りは多少の仕様変更も相談に乗ってくれそうです。
2万弱の価格帯だとMagnolia Lily/Ginger Lilyの二つがありそうです。
ポタ研によく出品しており、そこで既製品(それぞれ1本のみが多そう)の視聴や購入が可能です。
Oriolus 2nd Gen.に使用されているケーブルを作っている会社です。
10万越えの製品は例によって除外します。
・No.5 JP ver.
Oriolus 2nd Gen.に使用されているケーブルがこれです。
高純度単結晶銅リッツ線(7N)ということで低音寄りの音質なようです。
視聴してみたところ、中域の艶感・残響感が増して低域はパンチがありました。
高域の印象は付属ケーブルと変わりません。
15000弱でこの音なら非常に良いのではないでしょうか?
ちょっと気分を変えたい時用に欲しいですね。。
・The FLASH
単結晶銅銀合金+単結晶銅表面銀メッキというちょっと変わった素材です。
見た目も綺麗だし気になっています。
2.5mmverを3.5mm変換コネクタ(ALO製)で視聴したところ、銀メッキ銅線と同様の音傾向(音場広い・高解像度・高音のキラキラ感)がありました。
手持ちのAL-Themisとキャラが被りそうなので購入を見送りました。
SupernovaやSXC 24の購入を検討している場合はこちらも候補に入れたほうが良いと思います。
・ULTRA Coopeer
銅線素材: Cardas グレード 1 (ウルトラ) 銅リッツ線
だそうですがよくわかりません・・・
色はNo.5 JP ver.と比べるとパールっぽい明るい色で非常に綺麗です。
視聴はfitearコネクタの視聴機がなかったので出来ませんでした。
以下はあまり情報を集められていませんが、存在するということだけ記載しておきます。
■EFFECT AUDIO
Thor Copper cable(FitEar to 3.5mm) トール・カッパー・ケーブル
■オーブ
・ORB Clear force FitEar 3.5φ
■Bispa
・Bispa BSP-HPCL-UPCEPFM FitEar用
・BSP-HPCL-UPEREPFM FitEar用
■サエク
・ SAEC SHC-120FF 0.8m
■ラブケーブル
・Labkable Silver(ブラック)
・Labkable Silver Shadow Fitear(8芯)1.2m
・Labkable 匠(たくみ) Fitear 1.2m
リストアップしてみると、チェックしきれない程たくさんありました。。
気になるものは視聴後、結果を追記する予定です。
ケーブルの視聴、一時間近くさせて貰いました。とても楽しかったです。ここに見えているケーブルだけで合計15万。。 pic.twitter.com/iU2rN5YG7D
— メゾ (@mezzo_p) 2016年10月1日
2016/10/02分の視聴した結果を青字で追記しました。
BEAT AUDIOとPW AUDIOのケーブル二種類ずつを視聴しました。