先日ヘッドフォン祭で買ったMeze 99 neoで、無事に(?)100万円を突破しました。
オーディオに興味を持ち始めたのは2014年4月中旬くらいで、最初は入門用のwalkmanを買ったのが沼の始まりでした。
それから約3年半、据え置き用のヘッドホンからポータブル用のカスタムIEMまで色々なものを購入しました。
様々な製品を使っていく中で気がついたことを、項目毎に記載します。
オーディオ沼に嵌っている人、嵌ろうとしている人の参考になれば嬉しいです。
(どの製品を購入したかは別途振り返ろうと思います)
- 1. じっくり視聴を重ねて検討した製品程、後悔が少ない
- 2. 他人のレビューを参考にするのはほどほどに
- 3. 音の好みは変化する
- 4. 同じ値段ならイヤホンよりヘッドホンのほうが音は良い傾向にある
- 5. オーディオ製品の買い時
- 6. オーディオ機材のコストパフォーマンス
- 7. 最後に
1. じっくり視聴を重ねて検討した製品程、後悔が少ない
私が一番買って良かったと思うのはFitear Ayaですが、Fitear Ayaは選ぶのに1ヶ月くらい、視聴は毎週のほうにしていた記憶があります。
音の好みは少し変わりましたが、基本性能がそれなりにある為、購入当初より耳の肥えた今でもメインのイヤホンとして使っています。
逆に、ちょっと視聴しただけで買ったF7200はこれでなくても良かったのでは?と思うことがあります。
2. 他人のレビューを参考にするのはほどほどに
レビューを参考にするのは良いのですが、視聴もせずに購入するのは危ないので避けたほうが良いです。
理由は、そのレビューがどのような条件で行われたかが分からないことです。
・どの音源(ジャンル)を視聴に使っているか?
・どの機材(DAP/イヤホン等)を使っているか?
・レビュー者の好みの音/求めている音は何か?
・普段使ってる機材は?
・視聴/使用時の環境(騒音の具合)は?
実際に自分で聴いてみると、レビュー時の印象と異なることもままあります。
逆に、上記の条件を満たしているレビューサイトは他のレビューよりは参考になる可能性が高いです。
(それでも自分の視聴の印象と違うことはあります)
自分と同じ製品を使っている人のレビューは意見が近いことが多いです。
3. 音の好みは変化する
オーディオに嵌った当初はラブライブ!に嵌っていました。
とにかく声がクリアで、高音が刺さらず、耳元でささやいてくれるようなイヤホンを探していた記憶があります。
そもそも音場という概念が分かっていませんでした。
しかし、その後に比較的音質の良いwake up girls!やデレマスに嵌ったことで、音場や声の分離、声の艶を求めるようになりました。
普段聴く曲や、使っている機材が変われば、求める音は変わってくるのだと思います。
4. 同じ値段ならイヤホンよりヘッドホンのほうが音は良い傾向にある
音が良いの定義は好みも含めて色々あると思うので省略しますが、音場の広さや音のリアルさで言えばヘッドホンのようがかなり有利です。
ただし細かい音の判別のしやすさはイヤホンのほうが優れていることがあります。
私はイヤホンはfitear aya、ヘッドホンはamiron homeをメインに使用していますが、イヤホンのほうが倍くらい高いのに性能的にはamiron homeのほうが上と感じます。
同様に、持ち運べるDAPよりも据え置きのDAC(アンプ)のほうが性能は高いです。
最も、ポータビリティは当然イヤホンやDAPに軍配が上がります。
あくまで家で座って音楽を聴くならヘッドホンのほうがコストパフォーマンスは高いという話です。
5. オーディオ製品の買い時
もちろん欲しい時が買い時ではありますが、予算の都合上見送りする時もあると思います。
それでも今後欲しいと思った際に、いつ買えばお得になるのかを経験に基づいて記載します。
家電と同じく、型落ち品を狙うのが基本です。
メーカーとカスタムIEM毎に記載します。
・sony/オーテク等の国内メーカー
型落ち品であっても値が下がらないケースが多いため、値段の変動は緩やかです。
むしろ発売当初のほうが安かったケースもありました。
なので、お店のポイントが上がる日などを狙って買うのが良いでしょう。
・AK製品(特にDAP)
AK製品は一年~2年毎にversion upしますが、その際に型落ち品は定価の60%~半額程度になる傾向にあります。
なので、正直発売時に買うのはお勧めしません。
中古を含めたより詳細な値段の傾向が以下のブログにありますので紹介します。
Sandal Audio: Astell & Kern AK300 AK320 AK380 試聴と比較レビュー
新製品発表後のオーディオイベントで型落ち品を購入すると安いと思います。
・その他のメーカー
発売して3ヶ月~半年くらいすると、オーディオイベントで70~80%程の値段で買えることが多いです。
小さいメーカーですと在庫もあまりない為、そこで終売となってしまうことがしばしば・・・。
イベントで発表された製品は、次回~次々回のイベントで安売りされることも多いのでそれを狙うのが良いと思います。
・カスタムIEM
カスタムIEMは時間の経過により値段が変動することはありません。(円安や円高による変動は除く)
オーディオイベント時は80~90%程の値段で買えますので、待てるようでしたらそれを狙うのが良いです。
6. オーディオ機材のコストパフォーマンス
コストパフォーマンス的にはDAPは~5万円、イヤホン/ヘッドホンは~2万円の製品が優れていると思います。
いわゆる入門~中堅の価格帯にあたります。
それより上の価格帯は、自分の好みの音を追求していくマニア向けです。
付属から入門機の変化 が一番感動すると思います。
7. 最後に
自分の好みの音を追求するのに金額は使ってしまいましたが、自分の好きな曲を好みの音で聴けるようになったので特に後悔はないです。
どの趣味もそうですが、ある程度投資をしないと自分なりの趣味の付き合い方は分からないので必要経費だと割り切っています。
オーディオは製品に不満を感じても売れば半分は戻ってくるのでいいですね。
最近は大分熱も落ち着いてきましたが、まだまだ欲しいものがあります。
なのでこれからもイヤホン/ヘッドホンを買い続けると思います。
#2017/11/13
文章が中途半端だったので加筆しました。