Mezzo Note

声優とオーディオに関するブログでした。気まぐれに更新中。

業務の振り返り 車載開発

2018年10月から現在の客先で業務をしており、7月に一区切りついたので棚卸です

項目は2018年の振り返り時をほぼそのまま流用します

 

 

業務内容

言語:C

担当フェーズ:装置単位の要件定義~外部装置との結合評価

OS:OSレス/Autosar

 

1年目:車載装置の研究開発、不具合改修、点検試験、セキュリティ部分新規開発

研究開発は予算不足に陥り早々に終わりました、Autosarを使用したコード自動生成等出来て楽しかったので残念です。

あとは炎上プロジェクトに投入されましたが、コア部分の開発はメンバーがやっていたので火の粉はそこまで飛んできませんでした。

炎上していたのでギスギスしていましたが自分はあまりメンバーと関わってないので対岸の火事状態。

残業時間は平均30h/月くらい。

 

2-3年目:車載装置のCAN通信/ダイアグアプリケーション部新規開発

新規開発でしたので好き放題作りました。楽しかったです。

途中で予算が縮小して人員が減りましたが、引継ぎも大体できていたので問題ありませんでした。

人間関係は良好でした。優秀なメンバーが揃っており、各々が得意な部分を担当してかなりのアウトプットを出せていたと思います。

残業時間は平均20h/月くらい。

 

4年目:車載装置の電源シーケンス制御、ポート制御部分新規開発

4年目のチームリーダーがかなり細かい人で、レビュー指摘が大量にあり思うように仕事が進まず辛かったです。

後出しであれもこれも検討してとレビュー時に言われるのがストレスでしたね。スケジュールを伸ばしてくれるわけでもないですし。

 

5年目:車載装置のCAN通信/ダイアグ/車両情報アプリケーション部新規開発

チームリーダーが変わり、楽になるかと思いきや、そのリーダーが上からのプレッシャーで潰れてしまい、リーダーが休みがちの状況が半年以上続くなかで機能実装を終えました。

スケジュール管理は個人でやっており、機能間の仕様は担当者同士で決定していました。

そんな状態で実装したソフトウェアの品質が良いはずもなく、試験フェーズでは毎日バグ修正に追われていました。

人間関係はチームリーダーと私、私とメンバー間は良好でしたが、私以外のメンバーはチームリーダーに不満があり、私がクッションというか防波堤のような役割になっていて良くなかったです。

(最近メンバーだけで飲み会したらチームリーダーの不満爆発しててやばかったです、知ってはいましたがここまでとは・・・やはり職場だと得られない情報が飲み会にはあると再認識しました)

結局チームリーダーは5月にギブアップし、他の方がリーダーになるというカオスでした。

他にもプロパーのプロジェクト離脱1名(最後は無理ですと泣いてたらしい)、新人の派遣離脱1名(会議中チームリーダーに詰められて泣いてました)が居ました。

残業時間は平均45h/月、直近の誕生日とGWが3日潰れました。

私はFF14の固定があるのと、長時間残業したくないので早く帰っていましたが、他の方は80h超えないように調整している方もいたくらいでした。

総評としてはぬるま湯の地獄って感じです。

 

得られたもの

・要件定義のやり方、タスク間IF設計

・NextDesign、EAの使い方

・SIDXX等のダイアグコマンドの知見

 

得られなかったもの

・人生の充実感(4-5年目)

・体調(5年目開発終盤、半年くらい便秘と下痢を繰り返していました)

・ドライバの開発経験(マイコンのマニュアルを読む機会はあったが、ドライバの新規開発は1年目以外なし)

・AutosarのAPIを使用した開発(全く使用しなかったわけではないが、ミドルウェア

API使用がほとんどだった)

 

次の仕事

現在は4-5年目の装置の別仕向け新規開発です、仕様が全く異なるので設計しなおしています

リーダーが変わったので今のところやりやすいですが、仕様が出てくるのが遅いのと、どう頑張っても性能(通信速度)を満たせないのが現在分かっているのでまた苦労しそうです。

区切りが良かったのでここで転職したかったのですが、精神的に大分追い込まれており転職する元気がなかったです。

今は元気になりつつあるのでまた転職については検討したいと思っています。